【自己紹介】公務員獣医を辞めた私が伝えたい、「無理しすぎなくていい」という選択肢

【自己紹介】公務員獣医を辞めた私が伝えたい、「無理しすぎなくていい」という選択肢

こんにちは。当ブログ「公務員獣医の転職・退職・休職ガイド」を運営している「うしじま」です。

私は7年間、地方公務員獣医師として働いたのち、次の勤務先を決めずに退職しました。
以前から興味があったブログ運営に挑戦し、毎日新しい発見を楽しんでいます。

目次

牛が身近にいた子供時代。安定と福利厚生目当てで公務員の道へ

親戚が牛農家だったため、子供のころからエサやりや出産の手伝いを通じ、牛に馴染みながら生きてきました。農場に来ていた先生から獣医の存在を知り、自然と目指すように。

大学でのインターンを通じ、体力に自信のなかった私は、現場仕事の少なさそうな公務員を希望しました。

うしじま

一生できる仕事だし、辞めるなんて全く思ってなかったです

辞めた理由を3行で言うなら

  • 結婚後も、夫とバラバラの地域に配属され続けた
  • 激務と長距離通勤で、体調を崩した
  • このまま同じ働き方では、生きていけないと感じた

「辞めたい」が毎日頭をよぎっていた

異動希望は出していましたが、夫婦の勤務地が100~150km以上離れている配置が続き、希望は無視されました。

「妊活や子育てのことも考えて、せめて同じ地域に…」と願っていたのに、「どうせ単身赴任するでしょ?」という空気。

悔しさ、やるせなさ、失望。
その感情を抱えたまま、毎朝『辞めたい』とつぶやきながら出勤する日々が続きました。

うじじま

体力仕事と長距離通勤。けれど仕事は中途半端にしたくない。やせ我慢して出勤してました

上司には言えなかった本音

退職のことは、誰にも相談できませんでした。
ひとたび話せば噂になり、引き止めにあうのが目に見えていたからです。唯一、夫だけが私の思いを知っていました。

うじじま

実際退職の意志を伝えると、2時間近く個室で引き止めにあいました。それも毎週。相談しなくてよかった。

それでも「やっててよかった」と思えた瞬間もあった

公務員獣医の仕事は確かに大変ですが、やりがいも確かにありました。

  • 食肉処理場で、何事もなく一日が終わった時の達成感
  • 細菌検査やPCRで、きれいな結果が出たときの気持ちよさ
  • 家畜保健所時代、子牛の病気が減って農家さんに「ありがとう」と言われたとき

誇りを持って働ける仕事だったからこそ、辞める決断は簡単ではありませんでした。

うじじま

仕事内容や職場仲間には不満ゼロでした。でも、どんどん体調が悪くなっていく・・

でも、もう限界だった

業務量は膨大で、昼休み返上と残業が当たり前
帰って寝るだけの毎日。
やる気がなく、少ない仕事量しか振られない先輩が定時退社する姿に、不公平感も募りました。

法定伝染病が発生すれば、防疫作業で12時間連続労働は当たり前。終息まで極度の緊張が走ります。
緊張感と疲労の限界で、ある日、私は仕事中に事故を起こしてしまいました

幸い大事には至りませんでしたが、「ああ、もう限界だ」と心の底から思いました。

辞める準備は…ほとんどしていません

次の異動でも希望が通らなければ辞めようと決め、実際に希望が無視されたため、退職しました。
転職サイトにも相談しましたが、当時は状況が合わず、結局転職先は決めずに退職しました。

親戚が同じ組織にいるため、穏便な理由を用意し、迷惑をかけないように気をつけたつもりです。

今の正直な気持ち

確かに、収入は減りました。
けれど、信頼できない組織で無理して働かなくていいという開放感は、何ものにも代えがたいです。

いまはブログを通して、同じように悩む誰かの力になれたらと思っています。
毎日学ぶことがあり、やっと「自分の時間」を取り戻せました。

「辞めたいけど迷っている」あなたへ

もし、あなたが今、過労状態なら、まず休職してほしい
私は取らなかったけど、取ればよかったと本気で思っています。

そして、我慢して身体や心を壊す前に動いてほしい

私は、長年メンタルを壊し不調のまま働き続けている先輩を何人も見てきました。
このブログの訪問者には、絶対にそんな目にあって欲しくないです。

あなたの人生は、ひとつの組織に縛られるためにあるわけじゃありません。
どんな道を選んでも、あなたの選択は間違っていないと、私は信じています。

最後に:このブログでできること

このブログでは、以下のようなテーマを発信していきます。

  • 公務員獣医の退職・転職・休職・資産形成
  • 辞めない選択肢を取るための「現状維持×備え」戦略
  • 「辞めたくても辞められない人」への等身大アドバイス

公務員獣医という職業の特殊性、そしてその中で感じる葛藤や孤独。
それらを、少しでも和らげる場になれたらうれしいです。

どうぞよろしくお願いします。

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